小さな満足感、小さな達成感、って、何だかわかりますか。

仕事をしていると、気分の乗らない時、嫌な気持ちになるとき、があります。そんな時に、この小さな満足感、小さな達成感が、意外と役に立ちます。

何かをやり遂げたときの満足感、達成感は、とても、気分を軽やかにしてくれます。そして、明日も、また、何かに挑戦してみようという気持ちにしてくれます。ですから、一つの成功、一つの完了が、次への大きな力になります。ところが、この成功や完了が、なかなかうまくいかないという現実があります。これまでにも、仕事は常に失敗、うまくいかないことの連続だと書いてきました。正に、その通りなのです。

それでは、どうすればよいでしょうか？　ここで、大いに貢献してくれるのが、小さな満足感、小さな達成感です。

満足感、達成感というと、ついつい大げさに考えてしまいますが、もっと小さく、身近なことでも、結構、満足感、達成感を味わうことができます。例えば、一つの小説を読み終えたときの、ほっとした気持ち。時には、小説の世界が終わってしまって、ちょっと残念な気持ちを伴うこともありますが、そこで、ほのかな満足感、達成感を味わうことができます。特別難しい小説でなくともよいのです。

私は、推理小説や時代小説を読むことが多いのですが、推理小説、時代小説、恋愛小説、冒険小説なんでもかまいません。ページ数も、あまり気にしません。ただ、私の場合は、少しページ数が多めのものを選んでいます。ページ数が多いものの方が、読み終えたときの満足感、達成感が、大きいように思えるからです。他にもあります。

例えば、一日が終わり、帰宅した時に、スクワットを５０回やってみるとか、腹筋を１５回、３セットやってみるとか、です。こうして例をあげてみると、結構、肉体を動かすことが多いようです。よく言われる例が、帰宅の電車を一駅前で降りて、歩く、というやつです。これは、ダイエットに効くとかもあるようですが、歩き終えたときの満足感や達成感も、それなりに感じることができます。

こんなことって、みなさんにも、たくさんあったと思いますし、今もあると思います。これからも、大げさに考えずに、気軽に、小さな達成感、満足感を味わうために、ほんのちょっとだけいつもと違う、いろいろなことをやってみてください。

ほんのちょっぴりかもしれませんが、一日が、良い気持ちで始まると思います。